JARI 一般財団法人 日本自動車研究所

日本電動車両規格「JEVS Z 001:2024 ファーストレスポンダー及びセカンドレスポンダーの安全のための電気自動車及びハイブリッド自動車及び燃料電池自動車への推奨実施事項」を発行しました

2024/06/05


高電圧駆動回路を採用する電気自動車、ハイブリッド自動車及び燃料電池自動車には、感電・火災等の特有の危険が存在し、この危険を排除するために通常の使用時に守るべき条件が国連UNR基準及びISO 規格等で規定されています。
一方、これらの安全機能に損傷が生じる可能性がある車両事故発生後には、救急やその後の処理作業者(ファーストレスポンダー及びセカンドレスポンダー)の安全確保が必須であり、車両メーカーは車両の取り扱いの手順を公開する必要があります。
電気自動車、ハイブリッド自動車及び燃料電池自動車の普及拡大にともない、これらの事故後の安全確保手順内容の一般化・規格化の重要性が認識されています。
これらの現状に鑑み、車両設計の柔軟性と事故処理時の安全性の両立を図る観点で、電気自動車、ハイブリッド自動車及び燃料電池自動車が満たすべき仕様の基本的な指針についてこのたび2回目の改定を行い、第3版として発行いたしました。

主な改定点

  • 適用対象を乗用車及び軽量商用車から乗用車及び商用車に拡大
  • 国連基準UNR100(協定規則第100号)、UNR134(協定規則第134号)で規定される大型車識別ラベル貼付要求を反映
  • レスキューマニュアル、レスキューシートに記載する項目・内容及びフォーマットをISO17840シリーズ最新版に準拠

この規格は電子媒体での販売となります。


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