JARI 一般財団法人 日本自動車研究所

プレスリリース:ADAS試験場の運用を開始

2022/07/04


プレスリリース

一般財団法人日本自動車研究所(以下、JARI)は、運転支援技術の研究・開発を支える基盤となるべく、 「ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems)試験場」を 2022年7月4日(月)に竣工,運用を開始しました。


ADAS試験場について

JARI城里テストセンター(以下、STCという。)では、2014年に第2総合試験路(全長502m 最大幅員40m)を建設し、 予防安全性能アセスメント試験等の実施場所として自動車産業界皆様にご提供してまいりました。
今後、前方対象物に対する認識評価試験だけでなく、交差点での横断方向への走行対象物を認識する評価試験項目 (以下、交差点試験)が追加される見込みですが、既存の第2総合試験路の幅員の大きさでは、前述の交差点試験の 実施が難しい状況にあります。

また海外のテストセンターにおいては幅員を拡幅する動きがあります。
そこで国内においても交差点試験の実施場所をご提供していくために、2019年に幅員の大きい試験路の整備に着手し 3年の歳月をかけ完成いたしました。

2022年7月4日に関係者を招いて「ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems)試験場」竣工式を開催,運用を開始をいたしました。 

関係者により行われたテープカット

関係者により行われたテープカット

デモ試験の模様

デモ試験の模様


JARIの使命

より安全な自動車の普及対策として、予防安全性能評価はかかせないものとなりつつあります。
今回、被害軽減ブレーキの交差点を模した性能評価試験が行える場所を自動車業界にご提供することで、 さらに高度な運転支援技術が確立されていくものと思われます。
城里テストセンターではこのADAS試験場を含め、今後も世の中の動向やニーズに対応できる総合的な研究試験開発拠点として、業界の皆さまのご利用しやすい形にしていくよう精進してまいります。
このADAS試験場が自動運転技術開発場所としてのランドマークになることを願っております。


お問い合わせ先

当プレスリリースに関するお問い合わせは下記にお願いいたします。

一般財団法人 日本自動車研究所
企画・管理部 広報グループ
TEL:029-856-1128
E-mail:sogomado[at]jari.or.jp
※メールアドレスは[at]を@に替えてください。


Close