「全方位視野ドライビングシミュレータ」完成について
2009/10/09
2009年10月6日(火)
全方位視野ドライビングシミュレータが完成
財団法人日本自動車研究所(理事長:青木 哲 社団法人日本自動車工業会会長 以下JARI)は交通事故を未然に防止する「予防安全技術」へのニーズの高まりに応えるため,予防安全及びITSの研究に活用できる最先端技術を駆使した「全方位視野ドライビングシミュレータ」を開発し,このたびプレス公開を行いました。
本ドライビングシミュレータは,360度の視野を持ち,6自由度の運動で実際の走行状況を室内でシミュレーションし,予防安全技術に関する研究を行うとともに,ヒューマンファクターに関する多方面の研究を可能とするものです。
予防安全の研究は,事故を未然に防止することが大きな目的です.ドライバの運転行動を詳細に観察することで,ヒヤリハットや事故に至る原因を追究し,その結果を対策技術に反映させます。こうしたことにより,ドライバに対して様々な情報や警報を提示する最先端の技術はもちろん,周囲の状況をより判断しやすくするなど,車両の基本性能の向上に役立っています。
■映像表示装置
■ヘキサポッド
■ターンテーブル
■ステアリング反力
■アクセル/ブレーキペダル反力
■その他主な機能
今後の予定
20年に渡るシミュレータを用いた豊富な研究成果を背景に,予防安全技術の開発や評価,予防安全対策の提案など予防安全全般の研究に活かします.
この件に関するお問合せ先: 財団法人 日本自動車研究所 広報室