一般財団法人日本自動車研究所（JARI）は、自動走行システムの普及による省エネや安全な道路交通社会の実現に向けて、自動走行システムの評価に必要な基盤技術の研究と開発に活用する為、実際の公道での交通環境における走行データ収集を実施しております。

プロジェクトの目的

　利便性の向上に加えて、環境・エネルギー制約や交通事故死者数低減への対応の観点から、新たな取り組みである自動走行システムの普及による省エネや安全な道路交通社会の実現への期待が国内外を問わず高まっています。海外においても盛んに自動走行に関連するプロジェクトが推進されていますが、国内においても既に平成 30 年度から令和 2 年度までに実施した「高度な自動走行・MaaS等の社会実装に向け た研究開発・実証事業」、令和 3 年度に実施した「無人自動運転等の先進 MaaS 実装加速化推進事業」であるSAKURAプロジェクト（https://www.sakura-prj.go.jp/）において、国内の交通事情を鑑みた安全性評価手法の研究・開発を進めて参りました。
　上記のプロジェクトにおける成果や収集された貴重なデータを引き継ぎながら、令和 4 年度の「無人自動運転等の CASE 対応に向けた実証・支援事業」におきましては、実交通流の実態に合わせ継続的に合理的に予見可能な範囲の分析に必要なデータを更新してできるように、走行データロギングシステムの活用方法や計測方法を検討します。それには交通環境の実測データを取得する必要がある為、交通環境をセンシング（センサーを利用して計測）する車両を用い、交通環境データの取得をさせて頂きます。
また、収集された交通環境データは、自動運転関連の他のプロジェクトや自動車関連団体等ともデータの利活用の促進およびデータの共有化を通して有効的な活用にも取り組んで参ります。

データ収集方法・期間

• データ収集方法 ： データ収集用各種センサー及びカメラを搭載したデータ収集車両を走行させます。
  ※データ収集期間中に車両を変更して走行しますので写真の車両とは異なる場合があります。
  

• 期   間 ： 2022年11月14日 ～ 2023年1月27日
• 収集時間帯 ： 9時から18時

データ収集区間（走行区間）

• 主な実施箇所（予定）：下記の市内箇所および道路並びに，それらを中心とした近隣の一般道
  • 市内箇所
    • 愛知県（名古屋市内）
  • 道路
    • 九州縦貫自動車道（門司IC～御船IC）
    • 大分自動車道（湯布院IC～日出 JCT）
    • 東九州自動車道（別府IC～北九州JCT）
    • 北九州市都市高速道路（長野IC～戸畑IC）
    • ミルクロード（熊本県大津町～熊本県阿蘇市）
    • やまなみハイウェイ（熊本県阿蘇市～大分県別府市）

データの管理

• 取得した画像データは、個人情報（車両搭乗者の顔、ナンバープレート）を含む可能性がありますので、 JARI及びデータ共有先において自身の秘匿情報と同等の管理を行い、漏洩防止策の徹底を図ります。
• 取得した画像データは、個人が特定される個人情報データベース化は行いません。
• 画像データに係る肖像権やプライバシー権の保護を遵守致します。

個人情報保護について

詳細は、当研究所の下記URL情報をご確認願います。
個人情報保護方針

実験全般に関するお問い合わせ

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一般財団法人 日本自動車研究所　自動走行研究部
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個人情報に関するお問合せ
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一般財団法人日本自動車研究所 総務部　
Mail：jarikjn[at]jari.or.jp　　※メールアドレスは[at]を＠に替えてください。