「ドローン空撮による交通流観測の基礎実験(JARIつくば敷地内)」の実施について
2019/08/27
公道上でのドローン空撮が許されるドイツなどで先行実施されている「ドローン空撮による交通流観測」の技術的な基礎研究を行います。そのため、国土交通省航空局の飛行許可を取った上で、JARIつくば敷地内のテストコース上で、「実験車両や歩行者(担当所員)のドローン空撮」を行います。取得映像を画像解析した結果は、運転支援車両や自動運転車両の安全性評価に使う交通環境データを取得する方法に将来なり得るか判断するための材料となります。
2019年9月2日~6日の平日3日間 9:00~17:00
JARIつくば敷地内のテストコース上(模擬交差点上)
世界中で飛行実績がある普及機種のドローンを、テストコース内模擬交差点上空にホバリング飛行させて、テストコースを走行する実験車両や歩行者(担当所員)を空撮します。後日、空撮映像から車両や歩行者の軌跡を抽出して精度検証します。
JARI敷地内の実験車と所員を真上から撮影した鳥瞰的な映像。
落下事故が生じないように、天候(雨・風・霧など)の確認、ドローン機材の整備確認などを飛行(最大20分/回)毎に十分に行います。万が一の落下に備えて、JARI敷地外から50m以上隔離した場所でのみホバリング飛行します。
ドローン飛行を事前に許可された制限高度まで高く上げた場合、カメラフレームの片隅に、JARI敷地外の公道や一般住宅が写る可能性があります。しかし、ドローンカメラは必ず真下方向に向けますので、個人の特定につながる情報(車両ナンバープレートや車両搭乗者の顔画像など)は基本的に写りません。
取得した画像について公表の可能性が生じた場合には、JARI敷地外の一般車両や一般建屋を特定できないように画像処理をした上で公表いたします。
調査に関するお問い合わせにつきましては、以下アドレスにお願いいたします。
一般財団法人日本自動車研究所 ITS研究部
お問い合わせメールアドレス:trfres@jari.or.jp