弊所　自動走行研究部　自動走行評価グループ　北島創主任研究員がFASTzero'23にて Best Paper Awardを受賞しました。

FASTzero (Future Active Safety Technology toward zero traffic accidents)は2023年11月8日～12日に金沢にて開催された、公益社団法人自動車技術会による、交通事故ゼロを目指す将来のアクティブセイフティに関する国際シンポジウムです。

研究発表

Driver Behavior Model to Define a Preventable Boundary for Scenario-based Safety Evaluation of Automated Driving

研究概要

自動運転車は運行可能な領域内で遭遇する合理的に予見可能で防止可能な事故を起こしてはならないことが求められる．本研究では，防止可能な範囲を定義する課題を取り上げ，自動運転車の安全性と比較する基準となるドライバ行動モデルのコンセプトを提案した．さらに，高速道路の本線で自車がレーンキープする場合と自車がレーンチェンジする場合という立場が異なる2シナリオにコンセプトを適用したドライバ行動モデルを具体化した．このコンセプトにドライバ運転行動データや実交通流データ等のエビデンスを付加することで，道路交通法等が示す定性的な記述(例えば，進路妨害)の定量化が可能であることを示した。