JARI 一般財団法人 日本自動車研究所

JARI ITSセミナー自動車電子/電気システムに係わる機能安全規格(ISO26262)の動向』

2010/11/11


今般、自動車の電子/電気システムに係る機能安全についての動きが活発化しています。機能安全は、システムの機能が故障した場合でもシステムの安全性を確保する仕組みです。従来、航空機、鉄道などの分野で発展した仕組みで、それに対応した規格(IEC61508)も整備されています。ここ数年来、主に欧州において自動車にもこの機能安全の考え方をとりいれようとする動きが活発になり、IEC61508をベースに自動車用に改修された規格(ISO26262)が2011年に正式に国際規格化される見込みとなっています。
JARI-ITS研究部では、こうした動きをうけて、対応が急がれる自動車用の機能安全規格(ISO26262)について、国内の自動車メーカー、サプライヤ、ソフトウェア、ツールベンダーの各分野の方からそれぞれの取り組みについて紹介いただくセミナーを企画致しました。機能安全規格に対する動向や現状、課題等について把握いただく、貴重な機会になると考えております。
皆様、奮ってご参加いただきたく、ご案内申し上げます。


開催日時

  • 日時:平成22年12月13日(月曜日) 13:30~17:00
  • 場所:日本自動車会館1階 くるまプラザ第1~第3会議室
    住所:東京都港区芝大門1-1-30
    (場所は http://jidoshakaikan.aba-j.or.jp/plaza.html 参照)
  • 募集人員:100名(定員になり次第締め切らせて戴きます)
  • 参加費:無料(賛助員対象)
    賛助員以外の方は別途、お問い合わせ下さい。

プログラム

1. 13:30~13:50  開会にあたって(ITS 研究部部長  森田 康裕)

本セミナー開催の経緯、自動車開発における機能安全規格への課題・対応についてご紹介します。

2. 13:50~14:30  ISO 26262 規格がもたらすもの -インパクト、メリット、課題-(日産自動車株式会社 電子技術開発本部 電子信頼性技術開発部 統合システムグループ 主査 山下 修平 殿)

いよいよ来年夏の規格成立が確実となったことを受けて、自動車業界内、自動車会社内の準備活動も、活発でより具体的になってきました。しかし規格要件の中には欧州型アプローチといえるものも多く、日々の開発業務へのインパクトも小さくありません。今回の講演では規格のいくつかの特徴的要件とその影響を開発現場での取り組み状況を交えて考察します。

3. 14:30~15:10  ISO26262 とサプライヤーにとっての重要なポイント(ボッシュ株式会社 テクニカルセンター 先端技術開発部 電気&電子系システム統合化推進Gr. セクションマネージャー 越智 純一 殿)

ISO26262 規格が来年夏に正式発行される見込みとなったことを受けて、自動車部品のグローバルサプライヤーとしてのボッシュの立場から、この規格の導入において重要と思われる点の理解と対応について説明します。

4. 休憩

5. 15:30~16:10  組織改革ツールとしての機能安全規格の活用(日本電気株式会社 コンサルティング事業部 ソフトウェアプロセスグループマネージャー シニアビジネスコンサルタント 太田 孝史 殿)

機能安全規格の是非については様々な意見がありますが、規格を適切に活用することによって、競争力のある組織、プロセスに変革することが可能です。本講演では、当社のコンサルティング事例を踏まえながら、取り組みの意義を中心に、規格を概説します。

6. 16:10~16:50 車載ソフトウエア開発の現状と今後(dSPACE Japan株式会社 代表取締役社長 有馬 仁志 殿)

車載システムの開発では、開発手法およびツールの活用が必須となっています。本講演では、最新のモデルベース開発の実際と機能安全規格の対応について説明します。


お申し込み方法

<定員になりましたので、申し込みを締め切らせていただきました。>

(1)参加申し込みフォームに所要事項を入力して、送信願います。

■お申込受付後、受付番号のご案内をEメールにてご返信します。返信メールをプリントアウトして当日会場の受付にご提出下さい。
■取得した個人情報は、実施、関連会議開催のご案内のためにのみ利用し、個人情報の保護に関連する法令及び規則を遵守し適切に取り扱います。

(2)FAXでお申し込みの場合は別紙2のお申込書をダウンロードして所要事項をご記入のうえ、029-856-1124まで送信願います。1枚につき,4名様までお申込できます。


申し込み方法等についてのお問合せ先

(財)日本自動車研究所 広報室 宮本まで
TEL:029-856-0835  FAX:029-856-1124


プログラム・内容等についてのお問合せ先

(財)日本自動車研究所 ITS研究部 国弘まで
TEL:03-5733-7924  FAX:03-5473-0655


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