2016年度 一般公開開催報告
2016/04/25
平成28年度(第57回)科学技術週間(4月18日~24日)に伴い、4月23日に一般公開を開催いたしました。
当日はお天気もよく、たくさんの方(2,163名)にご来場いただきました。
本年度も2回の衝突実験(前面バリア衝突試験、後面衝突試験)を実施しました。
衝突音だけでなく、衝突後の状況からも、衝撃が凄まじいものであったことに皆様とても驚かれた様子でした。
また同時に、事故の怖さを肌で感じられたことと思います。
燃費や車両の評価などに使われる『シャシダイナモメータ』に設置した四輪車に乗って、燃費や排出ガスを測定するための走行パターン(10・15モードの一部とJC08モードの一部)の運転体験をしていただきました。
燃料電池自動車に安全に水素を搭載するための研究、水素ガスの安全性評価などについて、圧縮水素容器のカットモデルの展示、容器火炎暴露試験と水素拡散シミュレーションなどの説明を行いました。
興味津々で熱心な質問をするお客様が見られました。
次世代自動車への搭載が進んでいる電気自動車用リチウムイオン電池についての展示を行いました。安全性試験や寿命試験、標準化活動についてパネルと動画により説明しました。
燃料電池の発電モデルを実際に触って体験していただきました。手持ちポンプで燃料電池に酸素を送ると(水素はボンベから燃料電池に供給)、モーターが回り模型のトンボが羽ばたく様子に、興味を持って頂けました。
燃料電池自動車の構造について楽しく学ぶ、FC(Fuel cell: 燃料電池)ミニカーの走行体験を開催しました。水素と空気中の酸素で発電しながら走るFCミニカーを夢中になって目で追いかけるお子さんたちの様子が見られました。
燃料電池自動車の助手席および後部座席に同乗していただき、たくさんの方が燃料電池自動車を体感されました。
燃料電池自動車、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車を並べて展示・説明することで、各々を比較しながら理解して頂きました。
道路を走行している状態を再現する『シャシダイナモメータ』に設置したスクーターを使って、燃費や排出ガスを測定するための走行パターンの運転体験をしていただきました。
エネルギ・環境研究部で進めている研究内容(エンジン燃焼解析、車載式自動車排出ガス分析、健康影響、PM2.5を含めた大気シミュレーション、交通騒音、アジア諸国の交通事情)のパネル展示やデモを行いました。車載式排出ガス分析計は、実際に車両に搭載した状態でご覧いただきました。
展示部門は、ダミーに加え、インパクトバイオメカニクス、各種衝突試験法を出展しました。さらに(株)特殊衣料とJARIが共同開発した頭部保護帽(abonet+JARI)を一般公開来場者特別価格にて販売しました。
インパクトバイオメカニクスの各種シミュレーションや各種車両同士の衝突試験法の映像は多くの方が見学され、日常で起こりうる事故の瞬間をじっと見ているお子さまも多く見られました。今後の事故の減少に繋がって欲しいと思います。
また、頭部保護帽のブースでは、展示された保護帽に興味を持ち試着され、たくさんの方にご来場者特別価格にて、ご購入いただきました。
お子様には、交通ルールを楽しく学べる「おでかけぱんだ」が人気でした。
シートベルト効果体験装置(シートベルトコンビンサー)で、衝突時の衝撃を体験していただきました。時速5kmでもかなりの衝撃です。 たくさんの方にシートベルトの重要さを実感していただけたと思います。
つくば市からお借りした超小型モビリティに試乗いただくことで、未来のモビリティを体験いただく機会を作りました。
模擬市街路の西側にて、1周700mほどのコースを30km/hほどで走っていただきました。120名ほどが試乗されましたが、2人乗りもできるため、お子様も同乗する場合も多かったです。お天気にも恵まれ、模擬市街路はとても気持ちが良く、皆様非常に楽しんでいただけたようでした。
JARIは産業技術総合研究所との共同研究で生活支援ロボットやロボット介護機器など、一般の皆さんと共存するロボットの安全を研究しています。今回はじめて、その研究を行っている建屋を公開しました。
4つの研究エリアのうち、3つのエリアの試験機器の紹介のほか、実演・体験企画もあり、好評を得ました。 研究対象としているロボットのイメージを楽しみながら理解していただけたようです。
生活支援ロボット安全検証センターにて、昨年度はデモ走行のみだった搭乗型ロボットのセグウェイの試乗体験を行いました。
ご好評のもと、1回5分ほどの走行体験を約100名の方にお楽しみいただけました。
ロボットが共存する未来イメージの一端を感じていただけたと思います。
毎度恒例、「やきそば」です。お昼時には長蛇の列をつくる、JARI模擬店の名物です。
昨年に続き、「カレー&豚汁」のお店も出店、こちらも行列ができていました。
「ポルフェピッツア」さんも出店いただきました。本格釜焼きピッツアはもちろん、肉巻きおにぎり・牛串・パスタ・ムースなども提供していただきました。
気持ちのよい日差しの元、たくさんの方にお食事を楽しんでいただきました。
恒例、スタンプラリー。じゃありくんのヒントに従って8カ所全部集めると「あ・い・ら・ぶ・J・A・R・I」となります。皆様楽しそうに一生懸命に集めてくれました。
昨年の一般公開にて皆さんにシールを貼ってもらったDECODECOカー。今年はMOCOMOCOに変身させてもらいました。
みんなでMOCOMOCO貼り付け中...
みんなでMOCOMOCO貼り付け中...
交通安全協会イメージキャラクター『ケロゾウくん』、茨城県の交通安全キャラクター『ストップくん』が来てくれました。ケロゾウくんは反射材を配って交通安全を呼びかけました。
ご存知つくば市のイメージキャラクター『フックン船長』も応援にかけつけてくれました。
車両の死角・交差点での死角・反射材の効果をテーマに、体験型のクルマ教室を開催しました。
車の運転手の目の位置にカメラを設置し、車両前にしゃがんだ子ども達が見えるかどうか実験。
「今、僕たち/私たちは運転手さんから見えてない!?」
交差点にて
自転車は見えるけど、乗っている人の頭は見えない = 自転車に乗っている人には、車が見えていない!
反射材はどこにつけると効果的?
実際にヘッドランプで照らして確認!
下に付けるほうが、反射して目立ちます!!
「体重」と「階段を上る時間」から馬力を算出します。
子供から大人まで100名弱の人が測定し、「馬力認定証」をお持ち帰りいただきました。
パネルと同じ角度にカメラを傾けて撮影すると、JARIの高速テストコースのバンク(斜めになった道路部分)を200キロで走っているかのような写真が取れるパネルが登場。
皆様楽しそうに記念撮影をされていました。
撮影イメージ
つくば市消防署から、指揮車・支援車・救急普及啓発広報車・救助工作車(レスキュー車)・はしご車の5種類の消防・救急車両が出動!
車両の横が展開して、中に広いスペースができる支援車。
災害時に大活躍します。
応急手当の仕方を教えてもらいました。
防火衣を着ての記念写真も。
伸びたはしごに歓声があがっていました。
交通事故の調査研究・分析を行う研究機関である公益財団法人 交通事故総合分析センター(略称:ITARDA(イタルダ))、そのつくば交通事故調査事務所がJARIの敷地内にあります。
パネル展示、ビデオ説明の他、調査用緊急車両の試乗体験コーナーがあり、今年も好評を得ました。
お子様連れの来場者向けに、キッズコーナ-/ベビーカー置き場を設置。 保護者の方もご一緒にゆっくりくつろいでいただけたようです。
JARIが属する葛城地区の変容がよくわかるパネルなどを展示しました。 足を止めて見入っている方が多くいらっしゃいました。
当日、足を運んでくださった皆様ありがとうございました。職員一同よりお礼を申し上げます。
皆さまからいただきましたアンケート内容を踏まえて、来年も皆さまへ自動車研究所をよりご理解いただけるイベントを開催する予定ですので、 よろしくお願いします。