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大気質改善

自動車排出物質の高感度測定

自動車排出ガス低減に伴い、排出ガス以外からの排出物(例えば、ブレーキやタイヤの粉じん)が注目されています。また、化学分析技術の向上に伴い、これまで定量できなかった微量成分の測定が試行されています。JARI では、AMS(エアロゾル質量分析計)や連続ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析計)を用いた微粒子の連続分析や、LC/MS/MS(液体クロマトグラフィー質量分析計)による難揮発性物質の分析など、最新機器を用いた高感度分析方法の開発を進めており、自動車からの排出量測定やリアルワールド環境での大気調査への適用により、自動車による大気環境への影響を包括的に評価しています。

PM2.5

環境中の微小粒子状物質(PM2.5)については、大気中での化学反応を経て生成された二次粒子が多く含まれています。JARI では、実験室内での二次粒子生成メカニズム調査や沿道環境でのPM2.5観測など実測に基づく調査と、詳細な排出量インベントリの構築や大気質シミュレーション手法の活用など解析に基づく調査を実施し、PM2.5 自動車寄与度の解明や自動車以外の発生源対策を含む効果的なPM2.5 低減対策の検討を行っています。

光化学スモッグチャンバー
光化学スモッグチャンバー
(PM2.5二次粒子生成メカニズムの調査)



CO2排出量推計

運輸セクターの中で、自動車セクターのCO2 排出量の占める割合は大きいため、排出量の低減が求められています。自動車セクターのCO2 の削減対策としては、燃費改善などの自動車単体対策と交通流の改善をあげることができます。JARI では、将来自動車技術の進展を含む長期エネルギー予測ツールを活用した将来自動車CO2 排出量の評価や、ITS 施策導入による交通流改善とCO2 削減効果を評価できる国際標準評価手法の構築を進めています。また、CO2 削減対策として注目されている電気自動車などの次世代車については、走行時排出だけでなく、資源採掘から廃棄・リサイクルを含めたライフサイクルでの評価・検討を実施しています。

ITS導入によるCO2削減効果推計のスキーム
ITS導入によるCO2削減効果推計のスキーム


アジア情勢調査・国際貢献

アジアにおける自動車排出ガス削減の推進

中国、東南アジア、インドなどのアジア諸国では、急速なモータリゼーションと大都市集中に伴い、大気汚染が重要な環境問題となっています。JARIは、東南アジアにおいて、燃料性状調査や走行・排出ガス試験など、現地の協力の下、データ収集・分析を実施し、大気汚染改善のための取り組みを始めています。今後、より多くの本格的な活動を展開し、アジアの大気汚染改善に大きく貢献したいと考えています。

 中国自動車部品企業における省エネルギーの推進

中国内にある多くの自動車部品企業ではエネルギー効率の悪い設備を使っており、これら企業での省エネルギー・環境負荷削減が課題となっています。JARIは、中国汽車技術研究中心(CATARC)と共同で、鋳造、鍛造、熱処理、塗装工程などのエネルギー消費量の実態の把握・分析・評価を行い、中国自動車部品企業の省エネ推進を行っています。本プロジェクトは、「日中省エネ・環境ビジネス推進モデルプロジェクト」に指定されており、内外から高い関心を集めています。

JICA研修

JARIでは、(独)国際協力機構(JICA)から委託を受け、開発途上国の自動車関連の行政官・技術者を対象とした研修を実施しています。研修は1990年にスタートし、近年では、自動車を取り巻く環境問題に対して施策策定のできる人材育成をめざしたコースを実施しています。研修では、座学のほか、JARIの設備を活用した実習・実演をたくさん取り入れ、更に、自動車メーカーや関連機関の協力を得て、現地での見学やディスカッションも行っています。これまでの研修参加者は、44カ国から216名にのぼっており、母国の課題解決に向け、それぞれの国でリーダーとして活躍しています。

JARIラウンドテーブル

近年、東アジア地域では、モータリゼーションの急激な進展に伴う環境・エネルギー問題への対応が重要な課題となっています。この対応策としてJARIラウンドテーブルを2003年から2010年にかけて計13回開催し、のべ約1,300名の方が参加されました。ラウンドテーブルを通じてアジア諸国における専門家ネットワーク化が進み、技術支援要請を受ける機会を広げることができました。今後はアジア諸国で培ってきたさまざまな知見を世界中の人と共有化し、環境・エネルギー問題の解決に役立てて頂きたいと考えています。

JARIラウンドテーブルの会議風景
熱心に発表を聞き入る参加者
JARIラウンドテーブルの会議風景 熱心に発表を聞き入る参加者

●中国ラウンドテーブル報告
2003) (2004) (2005) (2006) (2008) (2009) (2009/2010) (2010

●JARI・SJTU燃料品質検討会
2008

●タイラウンドテーブル報告
2007

●インドネシアラウンドテーブル報告
2008

●フィリピンラウンドテーブル報告
2010

●インドラウンドテーブル報告
2009

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