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JARI模擬市街路で、i-MiEV(三菱)2台、eVAN1台(昭和飛行機)、ハイパーミニ(日産)4台の電気自動車3車種7台、および燃料電池自動車FCHV(トヨタ)1台を使って、試乗会を行いました。コース長さは、これまで行ってきた中で一番長い、1周約1.3kmでした。さらに今回のコースは坂道あり、直線ありの公道を模擬したコースで、FCHV、EVのパワーを十分に体感していただけたと思います。
昨年に引き続き電気自動車は運転ができたほか、今年は燃料電池自動車の運転も体験いただきました。そのため燃料電池自動車の試乗は大変盛況で、最大1時間待ちとなりお客様にはたいへんご不便をお掛けしました。それでも試乗された方は、初めて運転された方がほとんどで、燃料電池自動車の魅力を十分楽しんでいただけました。
今回は延べ人数約600名の方々に試乗していただくことができました。小さなお子さんから、お年寄りまで幅広い方にお越しいただきましたが、皆さん大変満足したご様子でした。
水素燃料の漏れ検出のための手段として、JARIで研究中の水素ガスに微量添加する付臭剤候補の代表成分を嗅いでもらいました。プラスチックバッグの中に封じ込めた窒素で希釈した6種類の付臭剤を準備しました。“JARI検定”の問題の一つになっていたこともあり、多くの人に興味を持っていただけたようです。甘いにおいのものや、思わず顔をしかめてしまうようなにおいも。どのようなにおいが、将来の水素のにおいにふさわしかったでしょうか?
どこかで聞いたことがあるけど、詳しくはよく知らない燃料電池。その仕組みについて、 太陽電池で発電⇒水の電気分解による水素生成⇒燃料電池で発電⇒モータ駆動といった模型を使用して説明を行いました。また、自転車用の空気ポンプで空気を送り、発電するモデルを実際に触って体験していただきました。水素と共に空気を送ると電圧の針が動き、風車が回る様子を、興味を持って体感していただいたと思います。
そんな中で、研究施設が多いつくばという地域柄なのか、燃料電池について非常に詳しい方もおり、自分のお子様に丁寧に説明をされているご家族も多く見受けられ、親子で学べる場を提供できたものと思います。
燃料電池自動車と基本構成は同じ、組み立て式の燃料電池ミニカー。燃料タンクに缶詰の水素を充填すると、ミニカーに搭載された小さな燃料電池で発電が始まります。子供たち自らスイッチを入れ、コースで勢い良く走り出すミニカーに夢中になっていただけました。熱心に燃料電池ミニカーの説明を聞いていただいた皆様、燃料電池ミニカーを追いかける子供たちの眼差しに、将来の水素社会を期待することが出来ました。
水素の安全性に関する基本的な性質や水素・燃料電池自動車に安全に水素を搭載するための研究活動について、研究活動のビデオによる説明と水素容器のカットモデルなどの展示・説明を行いました。自動車の使用状況や事故等での容器に対するより高い安全性についての検討結果として、容器火炎暴露試験や水素拡散シミュレーション結果や容器破裂試験を行った容器実物を前にして興味津々で熱心な質問をする来訪者が目立ちました。
水素・燃料電池自動車の水素消費量の計測方法は、
・水素の流量を測定する、流量法
・水素の圧力を測る、圧力法
・水素の重さを量る、質量法
などがあります。それぞれの試験を行うための機器の展示や、試験方法の説明を行いました。
質量法では、数十キロと重い高圧の水素ボンベの質量をそのまま測り、試験前後で消費される数グラム単位の水素の重さを測ります。家庭の体重計のような、通常の秤(はかり)では○○.○kgと有効な桁数は3桁程度ですが、水素の重さを測るためには、その10000倍、つまり○○.○○○○○kgのような精度が必要です。
来訪者の方はそのような精度の秤に驚かれていたとともに、秤に表示されていたゼロの数をかぞえるのにひと苦労されていたようでした。
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