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高度経済成長を背景に中国のモータリゼーションの進展は著しく、自動車産業は大きな飛躍の時を迎えている。拡大する中国自動車市場は日本をはじめとする各国のメーカーにとって世界戦略を推進する上で重要な位置を占めている。一方、急激な自動車保有台数の増加はエネルギー問題を引き起こす要因となっている。すでに石油の約30%を自動車が消費し、このままでは2020年頃には60%に達する可能性が高く、自動車部門のエネルギー問題の克服が最大の制約課題となっている。また、今後の自動車保有台数増加に伴うエネルギー・環境問題に対する的確な把握は世界においても重要な課題となっている。
日本自動車研究所ではモータリゼーションに伴うエネルギー・環境問題解決に向けて、詳細かつ信頼できるノウハウを討議する場、アジア・中国・日本の研究者が意見交換、討論の場が必要と考え、年1回ラウンドテーブルを開催している。今年で3年目を迎えるJARIラウンドテーブルは10月22日に北京飯店にて開催され、産官学の専門家を招いて、現在の中国自動車部門のエネルギー需給の見通しを明確にし、エネルギー政策について論議したので以下に報告する。
講演内容は4セッションからなり、セッション I では基調講演として、中国側から「中国における自動車政策の現状と将来」、日本側から「自動車用燃料の長期的な選択」と題して2課題が講演された。セッション II では、運輸部門の第11次5カ年計画として、中国から4課題が講演された。セッション III では、自動車燃料品質、消費量に関する諸問題として3課題が講演され、中国から2課題、日本から1課題が講演された。セッション IV では、燃費規制に関する政策として4課題が講演され、中国から2課題、日本から2課題が講演された。
| Session I.基調講演 |
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| 『中国における自動車政策の現状と将来』 国務院 産業経済研究部長 冯飞 |
| 『自動車用燃料の長期的な選択』 新エネルギー・産業技術総合開発機構 北京事務局 主席技術代表 田端祥久 |
| Session II.運輸部門の第11次5ヵ年計画 |
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| 『代替燃料』 国家発展改革委員会 能源研究所 能源効率中心 助教授 白泉 |
| 『自動車エネルギー政策』 国家発展改革委員会 能源研究所 能源系統分析市場分析研究中心 副主任 杨玉峰 |
| 『中国における排出ガス規制と基準』 国家環境保護総局 自動車排ガス検査室 主任 丁焰 |
| 『中国における道路インフラ開発』 国家発展改革委員会 運輸経済技術研究室 助教授 李连成 |
| Session III.自動車燃料品質、消費量に関する諸問題 |
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| 『自動車排出ガス規制と燃料性状』 清華大学 環境科学工程教授 贺克斌 |
| 『アジアの排出ガス規制・燃料の動向と排ガス提言技術』 (社)日本自動車工業会 排出ガス・燃費部会 部会長 森光信孝 |
| 『自動車走行速度と加速に関する路上評価と燃料消費量』 清华大学 大気汚染抑制研究所所長 傅立新、李贺、刘翔 |
| Session IV.燃費規制のあり方 |
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| 『乗用車燃費規制政策』 中国汽車技術研究中心 汽車標準化研究所 副総工程師 金约夫 |
| 『日本における燃費規制とクリーン自動車促進政策』 日本自動車研究所 主席研究員 湊清之 |
| 『日本の燃費規制の在り方について』 経済産業省 製造産業局 自動車課 課長補佐 伊藤慎介 |
| 『自動車関連税の導入について』 中国汽車技術研究中心 汽車技術情報研究所 総工程師 黄永和 |