情報通信技術の発達は、種々の情報通信サービスを生みだし、その効果は産業、経済から家庭生活にまで波及している。自動車においても、携帯・自動車電話に代表される移動通信サービスの発達によって、『走る孤島』から『走るマルチメディアスペース』への進化が期待されている
しかしながら、移動通信システムの通信伝送品質・信頼性を考えてみると、伝達媒体としての電波の伝搬状態が自動車の移動環境(トンネル、山岳路等)によって大きく影響を受け、さらには自動車の進行方向の伝搬状態を予知することが出来ないため、通話が不意に途切れるなど、結果的に固定通信システムに比べて大きく劣っている。したがって、走る自動車においても、ストレスなくシームレスに固定系と同様な情報通信サービスの利便を確保するためには、前記、問題点の改善が望まれるものである
改善への切り口としては、移動通信サービスのインフラストラクチャに関するものと、それを受ける移動体側、つまり車載情報システムに関する二面が考えられるが、今回のスタディにおいては、後者からのアプローチによるモバイル情報ネットワークの開発をおこない、結果、移動通信システムの通話伝送品質・信頼性向上を達成し、国民の利便の確保に貢献することを目的とする
第1章 システムの基本設計
1.1 システム全体の構想設計と必要要件
1.2 システム検討要件の整理
1.3 システムスペック
1・4 電測システム(電測車)の基本機器構成
1.5 電測システムの基本操作仕様
1.6 車両部の基本設計
第2章 電測システム(電測車)の試作
2.1 電測部
2.2 CGW部
2.3 高周波部
2.4 測位部
2.5 パソコン部(データ収集、格納装置)
2.6 電源部
2.7 実験車
2.8 電測システム総合評価
第3章 電子地図システムの基礎検討
3.1 ナビゲーション用CD-ROMの構造
3.2 重畳記録フォーマットの基礎検討
第4章 伝送品質評価システムの基礎検討
第5章 スタディに関連した海外の動向
5.1 訪問企業の調査結果
5.2 本スタディに関する見本市の調査
5.3 まとめ
第6章 まとめ
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