JARI 一般財団法人 日本自動車研究所

JARIシンポジウム【期間限定】動画視聴の申込みについて

2024/01/18


1月12日(金)JARIシンポジウム【自動運転レベル4の実現に向けて~様々な角度からみた現在地と今後への期待~】を開催いたしました。
当日ご参加出来なかったお客様より多数のご要望がございましたので、当日の模様を期間限定にて動画配信いたします。
ご希望の方は、事前登録が必要となりますので以下のフォームよりお申込みください。

2月1日にて期間限定配信は終了しました。たくさんのお申込みをいただきありがとうございました。


プログラム

時間
題目
演者
10:30-10:40
開会あいさつ
一般財団法人日本自動車研究所
代表理事 研究所長 鎌田 実

10:40-11:10
基調講演1

【経済産業省における自動運転の実現に向けた取組】

講演概要
我が国が自動運転分野において産業競争力を確保し、世界の交通事故の削減等、社会課題の解決に貢献するため、官民で取組を推進。本講演では、自動運転レベル4等の先進モビリティサービスの実現・普及を目指す「RoAD to the L4」の実施状況など、経済産業省における自動運転の実現に向けた取組や方向性を紹介する。

経済産業省 製造産業局 自動車課
モビリティDX 室長 伊藤 建 氏
【略歴】

2005年経済産業省入省。これまで、質の高いインフラ輸出戦略の推進、世界貿易機関(WTO)ルール交渉、カーボンニュートラルに向けた環境エネルギー政策、医療DXの推進等を担当。
2005年 経済産業省入省
2010年 人事院留学(米国)
2012年 通商政策局アジア大洋州課 課長補佐
2013年 貿易経済協力局戦略輸出室 室長補佐
2015年 大臣官房広報室 室長補佐 大臣政務官秘書官
2017年 産業技術環境局地球環境連携室/対策室 課長補佐
2020年 通商政策局通商機構部 参事官補佐 通商政策局 政策企画委員
2021年 厚生労働省大臣官房総務課企画官
2023年~ 現職

11:10-11:40
基調講演2

【自動運転レベル4の実用化に向けた取り組み】

講演概要
本稿は、交通社会の課題解決が期待されている自動運転レベル4実現に向けた制度整備の状況や今後の課題、ホンダが進める自動運転タクシーサービスの実用化に向けた取り組みを概説する。

本田技研工業株式会社 電動事業開発本部 BEV開発センター
ソフトウエアディファインドモビリティ(SDM)統括部
先進安全・知能化ソリューション開発部
エグゼクティブチーフエンジニア(ECE) 波多野 邦道 氏
【略歴】

1990年 株式会社本田技術研究所入社
1999年 ブレーキバイワイヤの研究を開始
2009年 電動サーボブレーキの実用化に着手
2013年 自動運転の研究開発を開始
2015年 「電動サーボブレーキシステムの開発」にて第65回自動車技術会技術開発賞を受賞
2020年 ホンダレジェンドにて世界初のレベル3自動運転の型式指定を取得
2021年 自工会 自動運転部会 部会長
2022年 本田技研工業株式会社 事業開発本部
2023年 PLを務める ISO 23792 Motorway Chauffer SystemがTS発行
現在に至る

11:40-12:10
基調講演3

自動運転の民主化

講演概要
世界初のオープンソースの自動運転OS「Autoware」の誕生から約8年。
安全な⾃動運転に資するあらゆるテクノロジーを開放し、様々な組織、個⼈がその発展に貢献できる「Autoware」を中心とした開放的なエコシステムによる「自動運転の民主化」について解説します。

株式会社ティアフォー(TIER Ⅳ)
CEO&CTO 加藤 真平 氏
【略歴】

2008年 慶應義塾大学大学院 理工学研究科開放環境科学専攻後期博士課程 修了
2009年 カーネギーメロン大学・研究員
2013年 名古屋大学大学院情報科学研究科情報システム学専攻・准教授
2015年 株式会社ティアフォー 設立
2016年 東京大学大学院情報理工学系研究科・准教授
2016年 名古屋大学未来社会創造機構・客員准教授(現在)
2018年 The Autoware Foundation設立・代表理事(現在)
2022年 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞受賞
2023年 株式会社ティアフォー・創業者 兼 代表取締役社長CEO 兼 CTO(現在)
2023年 東京大学情報理工学系研究科・特任准教授(現在)
2023年 世界経済フォーラム Annual Meeting of the New Champions参加
2024年 世界経済フォーラム ダボス会議 参加

12:10-13:10
昼 休憩
13:10-13:30
JARI取り組み紹介

【自動運転に関するJARIでの取り組みについて】

講演概要
弊所が研究事業戦略として取り組んでいる「安全」と「新モビリティ」の2つの領域に自動運転は関わっておりますが、JARI全体の自動運転に関する取り組みについて、研究事業や性能評価、評価設備等をご紹介いたします。

一般財団法人日本自動車研究所
業務執行理事 高橋 理和

1992年 本田技術研究所 入社 衝突安全研究
2023年 日本自動車研究所 業務執行理事

13:30-13:50
国プロジェクトへの取組み1

【自動運転車の安全性評価について
- SAKURAプロジェクトの現状報告 -】

講演概要
SAKURAプロジェクトは2018年から「自動走行ビジネス検討会」傘下で実施され、独PEGASUSファミリーをはじめ国際的な連携を構築しつつ進められてきた。本報告では、安全性評価手法の標準化等、これまでの活動成果の一部をご紹介する。

一般財団法人日本自動車研究所
自動走行研究部 研究主幹 内田信行
【略歴】

1994年 3月広島大学大学院生物圏科学研究科 修了
1994年 4月日本自動車研究所 入所
2023年 4月~ 現職
2016年 4月~2018年3月内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動走行システム推進委員会 国際連携WG準構成員
2019年 9月~2023年3月 東京大学生産技術研究所モビリティ・イノベーション連絡会議委員
2020年 4月~2023年3月 筑波大学協働大学院教授
2022年 8月~現在 香川大学イノベーションデザイン研究所 特命教授

13:50-14:10
国プロジェクトへの取組み2

【RoAD to the L4に関する取り組みの紹介】

講演概要
経済産業省と国土交通省は、持続可能なモビリティ社会を目指し、RoAD to the L4プロジェクトで自動運転レベル4の社会実装に取り組んでいる。本プロジェクトでは、2025年頃までに50か所程度で無人自動運転サービス(レベル4)を実現させることを目標としている。その中でJARIが担当している、安全設計支援と安全性評価の取り組みおよび検討状況について紹介する。

一般財団法人日本自動車研究所
新モビリティ研究部 部長 長谷川 信
【略歴】

1997年 3月 青山学院大学 国際政治経済学部 国際政治学科 卒業
1997年 4月~2009年1月 富士重工業株式会社
2009年 2月~2012年10月 テュフズードジャパン株式会社
2012年11月 一般財団法人日本自動車研究所 入所 現在に至る
2013年 4月~現在 公益社団法人自動車技術会 二輪部会 二輪機能安全分科会 委員
2014年~現在 ISO/TC22/SC38/WG3 (Motorcycle Functional Safety) エキスパート
2015年~2021年 4月、2023年 5月~ 自動車機能安全カンファレンス プログラム委員会 委員
2019年 4月~2022年12月 ISO/TC22/SC32/WG12 (Software update) コンビーナ
2019年 4月~2023年 3月 公益社団法人自動車技術会 電子・電装部会 ソフトウエア更新分科会 幹事

14:10-14:30
休憩 CoffeeBreak
14:30-14:35
パネルディスカッション 主旨
14:35-14:45
パネルディスカッション

【自動運転の実現に向けた取り組みについて】

講演概要
自動運転は、その実現により、交通事故の削減、高齢者の移動手段の確保等、わが国が抱える様々な社会課題の解決に大きな役割を果たすことが期待されている。本講演では自動運転技術の現状、社会実装に向けた施策など、自動運転の実現に向けた取り組みを紹介する。

国土交通省 物流・自動車局 技術・環境政策課
自動運転戦略室長 林 健一氏

【略歴】
2001年 国土交通省入省
2019年 中部運輸局自動車技術安全部長
2021年 自動車局審査・リコール課リコール監理室長
2022年 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構施設管理部長
2023年 自動車局技術・環境政策課自動運転戦略室長(現職)

14:45-14:55
パネルディスカッション

【自動運転バスの実用化】

講演概要
当社は今年度10地域の通年運行事業を手がけます。実験の域を超え、生活の足として利用され、地元の交通事業者が運行し、地元の住民の協力により走行環境を整備しています。全国普及に向けた展望と課題をお話しします。

BOLDLY 株式会社
代表取締役社長 兼 CEO 佐治 友基氏

【略歴】
2009年、上智大学経済学部卒業後、ソフトバンクモバイル株式会社(現ソフトバンク株式会社)に入社。営業部門で施策推進などに従事する一方で、2010年、ソフトバンクグループ代表・孫正義による後継者発掘・育成プログラム「ソフトバンクアカデミア」の第1期生として参加して以来、新規事業の企画・提案などを手掛ける。 2016年4月、SBドライブ株式会社(現BOLDLY株式会社)を設立し、同社代表取締役社長 兼 CEOに就任、現在に至る。 国内で自動運転バスの実用化を4ヶ所達成。自由な移動の実現を目指し、自動運転バスの全国展開を進める業界のトップランナー。

14:55-15:05
パネルディスカッション

【西日本鉄道における自動運転バスの社会実装に向けた取り組み】

講演概要
九州・福岡において鉄道バス事業を営む西日本鉄道が自動運転バスの社会実装に向けて取り組む背景やこれまでの取り組み内容、将来ビジョンなどについてご紹介いたします。

西日本鉄道株式会社 自動車事業本部
未来モビリティ部 部長 日髙 悟氏

【略歴】
1995年 西日本鉄道株式会社入社
自動車(バス)事業部門、一般管理部門などを経験
2017年から新しいモビリティサービス関係の調査研究と事業化を担当、現在に至る

15:05-15:15
パネルディスカッション

【地域人材を起点とした産学官民共創による自動運転・MaaS・地域DXの推進】

講演概要
長野県塩尻市で取り組んでいる最先端の自動運転実証実験・MaaS等の地域DXを、時短就労を支援する施策「KADO」という仕組みを通じて地域人材(子育て中の女性、障がい者等)が支えている事例を紹介します。

塩尻市役所 産業振興事業部
先端産業振興室 室長 太田 幸一氏

【略歴】
2000年に塩尻市役所入庁。
公設クラウドソーシング「KADO」、自動運転・MaaS、塩尻市DX戦略、地域DXセンター「core塩尻」など、DX・地方創生領域での新規施策や施設の立ち上げを担当。
2022年より先端産業振興室長及び塩尻市振興公社の理事として、塩尻市における官民共創・地域DX領域のマネジメントを担当

15:15-15:25
パネルディスカッション

【自動運転レベル4の課題と期待】

講演概要
さまざまな実証実験の体験を通じて、自動運転レベル4の実現に向けて抱えている課題や、今後の期待などをお話します。

モビリティジャーナリスト 楠田 悦子氏

【略歴】
心豊かな暮らしと社会のための、移動手段・サービスの高度化・多様化と環境について考える活動を行っている。自動車新聞社モビリティビジネス専門誌『LIGARE』創刊編集長を経て、2013年に独立。国土交通省の「自転車の活用推進に向けた有識者会議」、「交通政策審議会交通体系分科会第15回地域公共交通部会」、「MaaS関連データ検討会」、SIP第2期自動運転(システムとサービスの拡張)ピアレビュー委員会などの委員を歴任。

15:25-16:25
パネルディスカッション

<徹底討論!自動運転レベル4の社会実装に向けて>

自動運転レベル4の社会実装に向けて、5名のパネリストがそれぞれの立場から意見を述べ、現在の状況や今後の期待についてディスカッションします。

モデレーター
代表理事 研究所長 鎌田 実

【略歴】
1982年 東京大学工学部機械工学科 卒業
2002年 東京大学大学院工学系研究科 教授
2009年 東京大学高齢社会総合研究機構 機構長・教授
2013年 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
2020年 現職
専門は、車両工学、人間工学、福祉工学、ジェロントロジー。
国交省交通政策審議会元委員、車両安全対策検討会元座長
経産省・国交省 自動走行ビジネス検討会 座長
内閣官房 自動走行に係る官民協議会 委員
警察庁 高齢運転者事故対策有識者会議およびその分科会 メンバ
経産省 多様なモビリティ普及推進会議 メンバ
環境省 中央環境審議会 元専門委員  消費者庁 事故調査委員会 元委員
AMED ロボット介護機器開発プロジェクト 元プログラムオフィサー
厚労省老健局元参与
自動車技術会元副会長,日本機械学会交通物流部門元部門長
日本学術会議連携会員 2015年交通文化賞受賞

16:25-16:30
閉会あいさつ
一般財団法人日本自動車研究所
代表理事 専務理事 一色 良太

※本シンポジウムは、著作権および情報保護のため、視聴者による記録行為(録音・録画・スクリーンショット等)は固く禁止といたします。


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