国際科学技術博覧会(EXPO '85)総合輸送対策システム

“居住と環境―くらしと科学技術”をテーマに、1985年筑波研究学園都市にて、国際科学博覧会(EXPO '85)が開催され、概略2,000万人の見学者があるものと見込まれています。しかし、会場が東京都心から約50km、また最寄鉄道駅からも約10kmへだたっている地点にあるため、大量の入場者を円滑に輸送することはEXPO '85を成功させるための必須の条件と云えます

そこで、最新のエレクトロニクス技術を利用した輸送対策システムが、入場者の円滑な輸送に貢献できるものと考えて検討いたしました。以下にその概要を御報告いたします

なお、このシステムは通産省工業技術院の大型プロジェクト「自動車総合管制技術」の研究開発成果を応用したもので、技術的可能性については、東京都内で行なわれた大規模な実験により充分検証されています

1.はじめに
2.EXPO '85入場者輸送の問題点
2.1 輸送量の推定
2.2 問題点と対応策
3.総合輸送システムの提案
3.1 目的
3.2 機能
3.3 構成
4.システム導入の効果
4.1 博覧会運営者の立場から
4.2 鉄道利用入場者の立場から
4.3 自家用車、観光バス利用入場者の立場から
4.4 交通管理者の立場から
4.5 交通事業者の立場から
4.6 地域住民の立場から
5.システムの後利用について
6.おわりに