DSRC/ITS車載器の応用技術研究開発

●第1章 研究開発概要
 1.研究開発成果の要約
 2.研究開発の概要
 3.研究開発の成果と達成状況
 4.研究発表、講演、文献、特許等の状況

本研究開発はITSの代表的アプリケーションであるETC(ノンストップ自動料金支払いシステム)の路車間通信に用いられる5.8GHZ帯のDSRC(狭域通信)を各種ITSアプリケーションへ展開可能にするため、DSRC/ITS車載器の応用技術の研究開発を行うことを目的としている。
平成11年度では「DSRC/ITS車載器の応用技術研究開発」として実験装置をつくりDSRC/ITS車載器の応用技術開発の実証を行った。平成12年度においては、4月24日にETCの試行運用が開始され、その機会を利用し「DSRC/ETC車載器」を実際に車両に搭載し「運行管理型DSRC応用システムの研究開発」としてDSRCを利用する運行管理システムの可能性を検証する。
また、DSRC/ITS車載器の応用技術の普及に資するため、平成11年度における「機能統合・標準化の研究」で抽出した標準化領域について、規格・標準(ガイドライン、仕様)案作成に取り組む。

●第2章 運行管理型DSRC応用システムの研究開発
 1.運行管理型DSRC応用システムの研究開発の目的と活動内容
 2.業務用車両における運行管理の実証実験
 3.ETC車載器使用による実証実験

運行管理型DSRC応用システムの研究開発において、ETCを始めとするDSRCの利用により新たなサービスが提供できることを示し、実現に向けて解決すべき各種の課題を明らかにすることを目的として以下の項目を実施した。
・平成11年度で構築した運用管理実証実験システムに基づき、トラック、バス、タクシーの事業者モニタによる走行実験を行い、その実用性を検証した。
・ETCの高頻度利用者である事業者による試用の機会を活用したDSRC/ETC車載器の実環境使用下での課題抽出を行う。
平成11年度に構築した運行管理実験システムに基づき、トラック、バス、タクシー等の事業者モニタによる走行実験を行い、その実用性を検証することを目的として実証実験を行った。
ETCの高頻度利用者である事業者による試用の機会を活用した、DSRC/ETC車載器の実環境使用における実証実験を行う。ETCの運行管理面での問題点及びDSRC応用システムとしての可能性を明らかにし、DSRC/ETC車載器を利用した当該事業普及促進のための基礎資料を作成する。

●第3章 機能統合・標準化の研究
 1.機能統合・標準化の目的と活動内容
 2.DSRC応用プラットフォーム
 3.ITS車載器の機能多様化技術開発
 4.料金決済型DSRC応用システム
 5.車両運行管理型DSRC応用システム
 6.機能統合・標準化の研究まとめ

新しいITS技術であるDSRCを適用したシステムが発展し普及していくためには、道路・車両・情報センタ間における情報のやりとりや情報処理を標準化し、システム全体としての相互運用性や車載機器の互換性を確保することが必要不可欠である。
平成11年度のDSRC/ITS車載器応用技術研究開発では、プラットフォーム、機能多様化、料金決済型、運行管理型の各応用システムについて標準化領域を検討した。本年度(平成12年度)の活動目的は、これらについて「規格案」あるいは誰でも使える設計標準としての「ガイドライン案」を作成する。
 なおこれらの作成においては、システムアーキテクチャ(SA)をふまえたものとする。このため、サブサービスや個別モデルとの整合性をとる。また車載SAは抽象度が高いため、車載SAの活用展開を行う。すなわち個別モデルを詳細化し、具体的な標準化項目を抽出するための手法を開発し、各研究開発項目による標準化項目の抽出やイベント分析を行う。なお「ガイドライン案」とは、イベント分析および車載SAの詳細化により、代表的な情報の流れを図示したもので、いわば設計ノウハウを絵にしたものである。

●第4章 参考資料
 1.ETC車載器使用による実証実験
  1.1 実証実験実施に係る準備資料
  1.2 アンケート関係
 2.機能統合・標準化の研究
  2.1  DSRC応用プラットフォーム仕様書案の提案に係る資料
  2.2 ITS車載器の機能多様化技術による派生〔成果〕ガイドライン案