DSRC/ITS車載器の応用技術研究開発
第V章 運行管理型DSRC応用システムの研究開発

近年ITS (Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)の普及に伴いETC (Electronic Toll Collection:自動料金収受)をはじめとするDSRC (Dedicated Short Range Communication:狭域通信)機器の種類が著しく増大することが予想される。このDSRCを応用したアプリケーションのひとつとして各種運行管理が検討されている。
本研究開発は、各種の運行管理システムにおいてETCを始めとするDSRCの利用により新たなサービスが提供できることを示し、実現にむけて解決すべき各種の課題を明らかにすることを目的とする。有料道路の料金所に設置されたETC路側機及び各事業所の門や一般道路等に設置された路側機と車両に設置された車載器との間でDSRCによる通信を行うことで運行管理に必要なデータの授受を行う

本研究開発では、最も一般的な下線を付けたトラック、バス、タクシーの道路運送事業を研究対象とすることとした。また、トラック、バス、タクシー等の道路運送事業者以外にも営業車や商品を配送するために多くの車両が業務用として使用されている。そこで、これらの車両に対する運行管理の可能性についても研究することは重要なことと考え、テーマとして取り上げることにした。これらの車両は、トラック、バス、タクシーと区別するため「商用車他」と表現することとする

以上の理由から本研究開発は、次のように4つのサブテーマを分けて行う。
 ・DSRCを応用したトラック運行管理システムの研究開発
 ・DSRCを応用したバス運行管理システムの研究開発
 ・DSRCを応用したタクシー運行管理システムの研究開発
 ・DSRCを応用した商用車他運行管理システムの研究開発

1.はじめに
 1.1 研究開発の概要
 1.2 開発の目的
 1.3 開発の流れと目標
2.運行管理に関する基本検討
 2.1 基本的な考え方
 2.2 検討の手順
3.DSRC車載器と各種運行管理の研究開発の成果と達成状況
 3.1 トラックの運行管理
 3.2 バスの運行管理
 3.3 タクシーの運行管理
 3.4 商用車他の運行管理
4.社会システム実験着手
 4.1 着手にあたって
5.標準化領域の検討
 5.1 標準化候補領域の抽出
6.研究発表・講演、文献、特許等の状況