DSRC/ITS車載器の応用技術研究開発
第IV章 料金決済型DSRC応用システムの研究開発

ETCシステムで実現されるDSRC路車間通信の技術を用いて、ICカードを利用した料金決済型応用システムの研究開発を行った。料金決済型DSRC応用システムの基本検討として、DSRC料金決済の技術的課題(三菱重工業担当)や事業的課題(トヨタ自動車担当)を基に、駐車場実証評価システムの構成及び機能、ドライブスルーショップ用実証評価システムの構成及び機能を検討し、それに応じたDSRC応用車載器と路側機の構成、機能の検討を行った

研究開発として、先述の実証システムの開発、試作を実験コース内に模擬システムとして設置し、そのシステム内のDSRC応用車載器、路側機及び実験評価中央システムの開発、試作、評価として、駐車場入出庫管理及び料金決済と、ドライブスルーショップ注文・受け渡し管理及び料金決済について、試作機による実験評価を行う。以下に述べる研究開発を実施し、目標を達成した

<1> 料金決済型DSRC応用システムの基本検討
 DSRC技術の動向、料金決済の実情を調査し、DSRCによるITSサービスの適用可能性を抽出した。その中で、代表的モデルとして駐車場入出庫管理、ドライブスルーショッピング、ガソリンスタンド応用を選定し、具体的なシステム検討、現場調査、事業者ヒアリングを実施、事業化および技術的課題の検討を行なった。料金決済サービスの有効性を検証評価するため、駐車場およびドライブスルーの2つのシステムについて、実証評価システム中央装置、DSRC路側機、DSRC車載器の機能、構成を検討した。また、料金決済応用の規格化、標準化項目および領域を抽出した

<2> 料金決済型DSRC応用車載器の開発・試作
 基本検討での車載器の仕様(機能、構成)に基づき検証評価用の機器を開発試作した

<3> 料金決済型DSRC路側機の開発・試作
 基本検討での路側機の仕様(機能、構成)に基づき検証評価用の機器を開発試作した

<4> 実験評価中央システムの開発・試作
 基本検討での中央システムの仕様(機能、構成)に基づき検証評価用のシステムを開発試作した

<5> 実験評価
 駐車場およびドライブスルー用に開発試作したシステム、機器を実証実験テストフィールド(岩手県花巻市松下通信ITSテストコース内)に設置し、DSRC無線の実験免許を取得した後、アンテナ設置方式、通信制御方式、システム導入効果、HMI(ユーザインタフェース)、大容量データ通信の各評価項目について検証評価した

本テーマの目的は、まもなく実用化されるETC(自動料金収受システム)を踏まえて、その普及を図る観点から、ETCシステムで実用化されるDSRC路車間通信技術およびICカードによる電子決済技術を活用した新たなる応用システムを開発し、ETC/DSRCサービスを発展させることにある。
ここでは料金決済サービス分野をターゲットとした「料金決済型DSRC応用システム」の基本技術を開発するために、モデルケースとして、「駐車場」および「ドライブスルーショップ」を取り上げ、システム構成、機能および実現方式システムについて検討し、車載器、路側機、実験評価中央システムの試作・開発を行う

ETCシステムで実現されるDSRC路車間通信の技術を用いて、ICカードを利用した料金決済型応用システムの基本技術開発と種々種のサービスへの応用方式を検討する。具体的には、駐車場入出庫管理及び料金決済と、ドライブスルーショップ注文・受け渡し管理及び料金決済について料金決済システムの基本要件を整理し、実用化に向けた技術課題を明らかにし、併せて実験コース内に模擬システムを設置し、試作機による実験評価を行う。第1章における検討を元に、料金決済型DSRC応用車載器のシステム構成および機能について検討する。

1.はじめに
 1.1 技術開発成果の要約(和文)
 1.2 技術開発成果の要約(英文)
 1.3 研究開発の目的
 1.4 研究開発の概要
 1.5 技術開発体制
 1.6 技術開発スケジュール

2.料金決済型DSRC応用システムの基本検討
 2.1 基本調査 (トヨタ自動車・三菱重工業)

 2.2 コンセプト及び適用イメージ立案 (トヨタ自動車・三菱重工業)
 2.3 有望な適用事業に関するビジネスモデル構築 (トヨタ自動車・三菱重工業)
 2.4 課題検討 (トヨタ自動車・三菱重工業)
 2.5 実態調査・分析 (トヨタ自動車・三菱重工業)
 2.6 実験評価システムの検討 (松下通信工業)
 2.7 料金決済型DSRC応用車載器の検討 (松下通信工業)
 2.8 料金決済型DSRC応用路側機の検討 (松下通信工業)
 2.9 実験評価中央システムの検討 (松下通信工業)
 2.10 規格化・標準化の検討 (松下通信工業)

3.料金決済型DSRC応用車載器の開発試作 (松下通信工業)
第2章における検討を元に、料金決済型DSRC応用車載器のシステム構成および機能について検討する。
 3.1 概要
 3.2 システム検討
 3.3 機能
 3.4 装置の外観

4.料金決済型DSRC応用路側機の開発試作 (松下通信工業)
第1章における検討を元に、実験評価システムにおける料金決済型DSRC応用路側機のシステム構成及び機能について検討する。
 4.1 概要
 4.2 システム検討
 4.3 機能
 4.4 装置の外観

5.実験評価中央システムの開発・試作 (松下通信工業)
第2章での検討に基づき、汎用PCを用いて実験評価中央システムの開発・試作を行った。
 5.1 概要
 5.2 システム検討
 5.3 機能
 5.4 装置の外観

6.実験・評価 (三菱重工、トヨタ自動車、松下通信工業)
駐車場用実証評価システムでは、DSRC路車間通信技術およびICカードによる電子決済技術を用いた、自動入出庫管理機能、駐車位置案内機能、駐車料金の自動精算機能について、その実現方式を検証する。 ドライブスルー用実証評価システムでは、DSRC路車間通信技術を用いたメニュー案内機能および自動注文登録機能、ICカードによる電子決済技術を用いた代金の自動精算機能について、その実現方式を検証する。
 6.1 概要
 6.2 評価項目
 6.3 分析結果
 6.4 まとめ

7.まとめ
 7.1 研究成果のまとめ
 7.2 発表・講演
 7.3 文献
 7.4 特許
 7.5 その他の公表